2022/04/17 21:54

こんばんは

今日のブログは皐月の新作【星の絵画】についてです。





よろしければお付き合いください。




石膏で作ったキャンドルプレートとセットの新作
【星の絵画】




以前から作品に合うプレートを作って欲しい
との声をいただいておりまして

今回は【雪月花】のイメージの質感で、
小ぶりでシンプルかつ表情のあるものをと心掛けました。









色も素材のままのシンプルなものですが
インテリアやアクセサリートレイとしても使えそうで
個人的にとても気に入っています。


この石膏の器をキャンバスに見立て、
描くように灯すキャンドルが今回の新作【星の絵画】です。

冬に撮ったこの薄明の空の写真を元にしました。






大きな光が沈んで街や星などの小さな明かりが
ポツポツと浮かび上がり、
見ている景色に色が足されて徐々に暗くなっていく

"描いていくような夜の景色"

この作品のテーマを決めてからは
夜空や夜の風景の絵画を調べたんですが、
やはり一番に上がるのがゴッホの作品。

星月夜など夜景の作品も多いゴッホですが
中でも 夜のカフェテラス のように黒を使わず、
星と人口の光の景色を器の上に作っていけたら、と




三色の染料から様々な色のジェルキャンドルを作り、
さらにそれを少しずつ溶かしてまぜて
最後は深い青から浅い黄緑のようなグレーブルーのような
白みが残る空のグラデーションになるようにしています




灯すとさらに光が反射して溶けた色が混ざって、
その上からまた灯して色を幾重にも重ねてみたり...
同時に灯す数によってもさらに景色が変わっていく
まさに描くようにいろんな楽しみ方ができる作品です。



 
ちなみにですがゴッホは夜のカフェテラスを描いたあと、

いまここに黒のない夜の絵がある。
美しい青やスミレ色、緑が
シトロングリーンや薄い黄色に
彩られる景色を描くのがとても楽しい

といった手紙を妹に書いています。


まさにゴッホと同じように様々な色を重ねて
重ねれば重ねるほど深い夜を描いていく。
そんな楽しみを味わっていただけたら嬉しいです。




【星の絵画】は
5月5日の薄明の時間からBASEとminneにて公開予定です。

白や黄色やオレンジで光る炎を星やガス灯に見立てたり
重なった色が反射して沢山の光が溢れる
キャンドルで描く小さなひとつの絵をお楽しみくださいね。


それでは

今日もありがとうございました。

皆さんよい夜をお過ごしください。